「あの人は周りに染みをつける」 コーミー前FBI長官、BBCに語る

「あの人は周りに染みをつける」 コーミー前FBI長官、BBCに語る

昨年5月に電撃解任されたジェイムズ・コーミー前連邦捜査局(FBI)長官が4月半ば、BBC番組「ニューズナイト」のエイミリー・メイトリス記者に対し、ドナルド・トランプ米大統領は法の支配や真実という米国の中核的規範をむしばむと述べた。

回顧録「A Higher Loyalty: Truth, Lies & Leadership(より高い忠誠――真実と嘘とリーダーシップ)」の発売を機に複数のメディア取材に応じたコーミー氏は、大統領選直前に、民主党候補だったヒラリー・クリントン氏の私用メール問題について捜査着手したと発表したことの理由や、心境についても語った。

いわゆる「スティール文書」について、トランプ氏がモスクワのホテルで売春婦といたとされる内容を本人に報告した際の自分の気持ち、自分がFBIへの国民の信頼を損ねたのではないかと一部に言われていることなどについても、率直に答えている。

大統領選のロシア疑惑とトランプ陣営との関わりに対するロバート・ムラー特別検察官の捜査や、FBIに対する国民の信頼、トランプ大統領の功績など、多岐に渡る内容のインタビューの冒頭、メイトリス記者はまず、2016年米大統領選の結果に対して、自分の行動は影響があったと思うか、コーミー氏本人に尋ねた。

(ビデオ内は敬称略)